腱鞘炎(ド・ケルバン病)について
手の親指の付け根の皮膚表面を通る二つの腱が伸筋支帯に束ねられ、
指の動きにより
骨とすれたり、
絞扼(圧迫)されることで炎症が起こることです。
好発年齢
20代と50代の女性に多いと言われています。
主な原因
20代女性の理由は出産による女性ホルモンの乱れや赤ちゃんの首を支える時の親指の角度だと言われています。
50代女性に多い理由は更年期によるこれらも女性ホルモンの乱れが影響すると言われています。
男性に起こらないかというとそうでもありません。生まれつき腱鞘の構造が悪く炎症を起こしやすい方、親指の使いすぎ、不良姿勢でのパソコンやスマートフォンの操作のしすぎでも十分なります。
主な症状
親指側の手首に痛みや腫れ。
親指をまきこむようにグーを握り、そのまま小指側に手首を曲げると痛みが強まる。
姿勢と腱鞘炎
腱鞘炎に姿勢は関係ないと思われがちですがしっかりと関わっています。特に肩が内に入ってしまう「巻き肩」の状態と胸が張れてる状態では筋肉の走行が変わります。ここで更に重要なのは手のひらが内に向いているか外に向いているかにより腱鞘炎のリスクはかなり下がります。
人の行う動作は手のひらがうちに向いた状態のものが多い傾向があります、胸を張る意識となるべく手のひらが内に向かないように努力しましょう。
主な治療法
保存療法と観血療法(手術)がありますが当院では保存療法で痛みの改善、そして再発の防止を行います。
・疲れている筋肉を緩ませる手技
・痛みを和らげる電気
・体全体の歪み、バランスを整える治療
を用いて再発防止と痛みの改善を実現します。
まとめ
腱鞘炎(ド・ケルバン病)は女性に多いが男性にも起こりうるもの。どうしても手は使うものですし少しでも改善したいと思われてる方はぜひ当院までご連絡ください。